ポスト68年のエチカ

ポスト68年のエチカ

出版社: 航思社
著者: 市田 良彦
  • フランス現代思想と、60年安保から全共闘を経て今に至るポスト68年を一体として根源的に追究した社会思想史家の40年の軌跡。
  • アルチュセールやドゥルーズ、フーコーらの「現代思想」と、60年安保から始まり全共闘、(連合)赤軍を経て現在にいたるまでの「ポスト68年」を一つのものとして根源的に追究してきた社会思想史家の40年の軌跡。
  • 「政治過程論」を再審する
    アルチュセールやドゥルーズ、フーコーらの「現代思想」と、60年安保から始まり全共闘、(連合)赤軍を経て現在にいたるまでの「ポスト68年」を一つのものとして根源的に追究してきた社会思想史家の40年の軌跡。
    カバー写真:水谷吉法
  • 〈68年〉/〈現代思想〉
     〈六八年五月〉、哲学を解放する
     現代思想と政治をめぐる序
     (ポスト)構造主義のヒーロー、政治の政治
     「権力‐知」か「国家装置」か――〈六八年五月〉後のフーコーとアルチュセール
    60年/68年
     政治的主体は「存在」しない
     〈68年〉のドン・キホーテ
     「俺が党だ」――ポスト〈六八年〉の理論的悲哀
     アジテーターのエチカ――長崎浩『政治の現象学』をめぐって
     長崎浩『政治の現象学』再刊にあたって
     叛乱と反乱、あるいは二つの〈我々〉
     「十五少年漂流記」から「蠅の王」へ
     FACTUM est FACTUM の意味を問う 廣松渉への挑戦状
     死が作品になりえたころ――岡崎次郎『マルクスに凭れて六十年』解説
    戦争/闘争
     戦争と平和、あるいは、ジュネがマオに接吻する
     なにが「気分」か?――『気分はもう戦争』(矢作俊彦・大友克洋)をめぐる戦略問題
    闘争/表象
     踊る/踊らない身体の言語――田中泯をめぐって
     微分の叙情、個体の神性――小泉義之『ドゥルーズの霊性』をめぐって
     不平等の再生産に抗して――ジャック・ランシエール『哲学者とその貧者たち』
     相容れない三者を結び合わせる――布施哲『世界の夜』
     匿名連載ブックファイル
     蜂起は無駄なのか――モフセン・マフマルバフ監督『独裁者と小さな孫』

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