相剋 山口組分裂・激動の365日
出版社: サイゾー
- 2015年に勃発した山口組分裂騒動が大きく動いた!
六代目山口組・髙山清司若頭が出所した昨秋から、神戸山口組内部が揺動し始めた今日までの1年間に何が起こってきたのか?
同問題を取材し続けてきた作家・沖田臥竜が独自の情報網から
浮かび上がらせた、核心に踏み込むドキュメンタリー。 - 【目次】
第一章 出所前夜の争乱 第四章 膠着化する分裂騒動
第二章 指揮官復帰 第五章 水面下の攻防
第三章 流血の惨事 第六章 終結の始まり
今から5年前、六代目山口組に反旗を翻した神戸山口組は、当初の勢いを失い、今年に入り一気に衰えを見せ始めた。
幹部がマシンガンで射殺され、直系組長の離脱が相次ぎ、さらに神戸山口組の中核組織である山健組までが袂を分かつという事態に陥り、分裂騒動の大勢は決したという声も聞かれるようになった。
そんな潮目の変化は、2019年10月、六代目山口組の「最高指揮官」髙山若頭が出所したことから始まったのだ。
この365日間で、六代目山口組と神戸山口組の現状を大きく隔てたものは何なのか。それこそ「暴力」とその後の「対処」という、ヤクザの真髄ともいえる「鮮血」と
「覚悟」を伴うアクションだったといえるだろう――。