吉野と大峰 山岳修験の考古学

吉野と大峰 山岳修験の考古学

出版社: 東方出版
著者: 森下 惠介
  • 30数年間行ってきた現地踏査と発掘調査の成果を踏まえ、信仰の山、吉野大峰山系に残る遺跡と遺物の実態を明示する。
  • 我が国山岳修験の根本道場、世界遺産にも登録される吉野大峰について現地踏査・発掘調査の成果を明示し、信仰のベールに覆われた山々の歴史と文化を考古学的に考察。口絵カラー4頁。写真37点、地図・図版等37点を収録。
  • 我が国山岳修験の根本道場、世界遺産にも登録される吉野大峰について
    現地踏査・発掘調査の成果を明示し、信仰のベールに覆われた山々の歴
    史と文化を考古学的に考察。「吉野・大峯への道」では、天王寺区清水
    寺の標石など、大阪・奈良に現存する112の道標によって旧参詣路を復
    元する。
    口絵カラー4ページ。奥駈道の写真37点、地図・図版等37点収録。
  •  はじめに―吉野と大峰
     
    第Ⅰ部 大峰奥駈道と「宿」の遺跡
     第一章 大峰の信仰遺跡――「七十五靡」・「四十二宿」・「大峰宿」
     第二章 奥駈道と七十五靡(吉野〜山上ヶ岳)
     第三章 奥駈道と七十五靡(山上ヶ岳〜前鬼)
     第四章 奥駈道と七十五靡(前鬼〜熊野)
     第五章 大峰における「宿」の遺跡
      一 「宿」と仏尊の「嶺」
      二 金峯の「宿」の遺跡
      三 大峰の「宿」の遺跡
      四 考古資料からみた金峯・大峯の「宿」
        大峰聖地伝承地対照表
    第Ⅱ部 吉野大峰の遺跡と遺物
     第一章 「山岳寺院」の成立
      一 「山岳寺院」と「山林寺院」
      二 水源祭祀と「山地伽藍」
      三 「山岳寺院」とは
     第二章 金峯と大峰の遺跡と遺物
      一 金峯山上の遺跡と遺物
      二 大峰の宿の遺跡と遺物
      三 考古資料からみた金峯・大峰の信仰
     第三章 大峰山寺梵鐘考
      一 大峰山寺本堂の梵鐘とその銘文
      二 伝承と銘文追刻の意図
      三 金峯山上の梵鐘
     第四章 金峯山上の銭弘俶塔
      一 山上表採の銭弘俶塔
      二 十世紀の呉越国と日本
      三 十世紀の金峯山上とその後
     第五章 山岳遺跡の火打金
      一 火打金の出土
      二 古代の火打金
      三 火を起し、燃すこと
    第Ⅲ部 大峯山の諸相
     第一章 「大峯山」と山麓の村々
      一 近世の大峯山
      二 山上登拝講と山上参り
      三 吉野道の峯中茶屋
      四 宿警固の村々
      五 物売りと道刈小屋
      六 立木伐採
      七 門跡入峯
     第二章 吉野・大峯への道――遺存道標からみた近世の参詣路
      一 吉野と大峯山への参詣路
      二 大坂、堺からの道
      三 大和国内の道
      四 京からの道
      五 道標と積善供養
      遺存する道標一覧
     あとがき
  • 森下 惠介;0201;02;我が国山岳修験の根本道場、世界遺産にも登録される吉野大峰について現地踏査・発掘調査の成果を明示、歴史と文化を考古学的に考察。;20200801

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