武器よさらば
出版社: 東方出版
- 地球温暖化の危機とからめて論じる憲法9条。韓国在住のアメリカ人学者が発信する、米朝関係を含む東アジアをめぐる諸問題。
- 気候変動の災禍が地球をおおう現在、著者は日本の平和憲法に新たな生命を見出した。地球温暖化の危機とからめて論じる憲法9条。韓国在住のアメリカ人学者が発信する、米朝関係を含む東アジアをめぐる諸問題。
- 気候変動の災禍が地球をおおう現在、著者は日本の平和憲法に新たな生命を
見出した。今後の安全保障をリードする憲法9条こそ、武器なき東アジアの
未来をもたらす。本のサブタイトルにもなった地球温暖化をめぐるコラムや、
著者が向き合ってきた東アジアをめぐる論考、2018〜2019年の南北首脳会談、
米朝首脳会談についても、著者だからこそ分析し得た論考を収録。 - Ⅰ 東アジアよ、武器よさらば
第一章 日本の「平和憲法」は 「過去」ではなく「未来」である
「平和憲法」こそ日本の利点/実効性を増す日本国憲法の思想/
日本国憲法の空洞化とアメリカ/ほか
第二章 日本の自衛隊が世界を救う
軍拡競争からどう脱却するか
第三章 戦争する国からの脱却― 「安保」観の変更を後押しする憲法九条
武器を禁止する厳重な合意案に向けて/安保論争を変える気候変動/
核戦争による人類の破滅/ほか
第四章 韓国は創造的役割をはたす時代に
第五章 東アジアよ、武器よさらば
一〇〇年前のヨーロッパを彷彿とさせる東アジア/東アジアの核拡散をどう
するか/「リバランス」を越えて― アメリカの対東アジア戦略/ほか
Ⅱ 東アジアに向き合う
第六章 北朝鮮に向き合う
その1 適切な北朝鮮発展計画/その2 誰も知らない北朝鮮の脅威/
その3 朝鮮学校を訪問して感じたこと
第七章 韓国に向き合う
その1 韓国の空気政策/その2 ソウルをシンクタンクのメッカにしよう/
その3 朱子学の伝統は現代社会の危機を救える/ほか
第八章 南北対話に向き合う
その1 朝鮮半島における伝統復活のための南北対話の構築
第九章 中国に向き合う
その1「中国の夢」欧米化?そ れとも新しい道を開くこと? /ほか
第十章 日本に向き合う
その1 福島原発事故への世紀にわたる対応/ほか
Ⅲ 「統一」に向かう朝鮮半島と「崩壊」に向かうアメリカ
第十一章 「統一」に向かう朝鮮半島
その1 板門店南北首脳会議の衝撃から/その2 韓国・北朝鮮の接近と
アメリカの役割 /ほか
第十二章 「「崩壊」に向かうアメリカ
その1 トランプ式分裂政治によるハノイ米朝会談の決裂/
その2 日本にできること
日本の若者に―あとがきに代えて……エマニエル・パストリッチ