松本昭遺稿 「お水取り」を巡る歴史

松本昭遺稿 「お水取り」を巡る歴史

出版社: アールズ出版
著者: 松本 昭
  • 旧暦2月東大寺二月堂で毎年催される「お水取り」(修二会)。1200年という途方もない歳月を超えて、ただの一度も欠かさず継続されてきた。そもそも何が目的だったのか? 聖武帝の治世に焦点を絞り丹念に歴史を辿る一冊。
  • 日本のミイラ(即身仏)研究の第一人者としても知られる松本昭の遺稿。(2018年11月没。93歳)
    旧暦2月東大寺二月堂で毎年催される「お水取り」(修二会)。1200年という途方もない歳月を超えて、ただの一度も欠かさず継続されてきた。そもそも何が目的だったのか? 聖武帝の治世に焦点を絞り丹念に歴史を辿る一冊。
  • 巻頭に寄せて 松本 淳
    第一話  水取りや 氷の僧の 沓の音
    第二話  美しき観音との出会いの道 
    第三話  「お水取り」を創始した美貌の若僧・実忠 
    第四話  災異の時代に苦闘する聖武帝
    第五話  天子が不徳ゆえ五穀は実らず 
    第六話  徳行をどれほど積めども厄災は収まらず
    第七話  大宰府に迫りくる新たな魔手
    第八話  死が覆いつくす奈良の都
    第九話  聖武帝を追い詰める禅譲革命への恐れ 
    第十話  国分二寺の創建 
    第十一話 権力の権化と化す聖武帝
    第十二話 最高の仏陀、廬舎那仏の建立
    第十三話 山火事に地震、繰り返される遷都
    第十四話 十一面観音の功徳と光明皇后
    第十五話 若狭と二月堂を結ぶ十一面観音とダッタンの火
    〈付記〉  鑑真大和上の行実と戒律
    あとがきにかえて 松本 美代子

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