公共圏 市民社会再定義のために

公共圏 市民社会再定義のために

出版社: 彩流社
著者: 花田 達朗
  • 著作集・第3巻刊行!哲学者ハーバーマス思想の核心「公共圏」を市民社会創造の為に活用したジャーナリストの思想拠点の提示!
  • 著作集・第3巻!「あなたたちは公共圏の耕作者である」西独から帰国した花田は、社会哲学者ハーバーマスの思想の核心「公共圏」を市民社会創造の闘う言葉として育んだ。文の抗争を生きたジャーナリストが思想拠点を提示する。
  • 著作集・第3巻刊行!
    西ドイツに渡った花田は帰国後、社会哲学者ハーバーマスの
    思想の核心を「公共圏」という日本語で紹介した。
    その言葉を、市民社会を創り出すための
    「闘う言葉」として育てて行くことにしたのである。
    そして、ジャーナリストにこう呼びかける。
    「あなたたちは公共圏の耕作者である」と。
    花田自身の文の抗争を支えた思想の拠点がここにある。
    解題:佐藤健二(東京大学大学院人文社会系研究科教授)、
    東島誠(立命館大学文学部教授)
    花田達朗コレクション
    花田達朗の仕事はジャーナリズム研究という一本の柱を通す
    ことができる。
    公共圏論、空間論、制度論などの研究に貢献した学徒は、
    ジャーナリズムの改善を通じた豊かな市民社会の創造を追求した。
    花田の筆は、日本のジャーナリストへの共感と連帯、
    そして、怒りと絶望を隠さなかった。
    同時にそれは、信頼を失う既成メディアと軌を一にするように、
    ジャーナリズム研究を痩せ細らせていった
    日本の研究者たちへも向いた。
    理論と実践を通じ、ジャーナリズムに自己の宿り場を探し続けた
    孤高の社会学者の40年にわたる全仕事。
    花田達朗ジャーナリズムコレクション
    既刊
    第2巻 ジャーナリズムの実践
    ――主体・活動と倫理・教育2(2011~2017年)
    第1巻 ジャーナリズムの実践
    ――主体・活動と倫理・教育1(1994~2010年)
    続刊予定
    第3巻 公共圏
    ――市民社会のための理論(本書)
    第4巻 ジャーナリズムの空間
    ――制度研究へのアプローチ
    第5巻 ジャーナリズムの環境条件
    ――メディアとテクノロジー
    第6巻 ジャーナリズムと時評
     
    第7巻 事典 補遺・索引
  • (抜粋)
    第1部 空間概念としての公共圏(1991~93)
    空間概念としてのÖffentlichkeit
    ――ハーバーマスにおける公共圏と
    コミュニケーション的合理性(1991)
    公的意味空間論ノート(1991)
    社会情報学への私の接続様式(1992)
    第2部 公共圏概念の脱規範化(1996~98)
    公共圏とマスメディアのアムビヴァレンツ
    ――ハーバーマスにおける非決定論(1996)
    欧州統合にみるメディア空間政策と空間矛盾
    ――欧州公共圏の不在(1998)
    第3部 公共圏あそび

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