紙ハブと呼ばれた男
出版社: 彩流社
- 激しく移り変わる乱世-沖縄の記者達は何を報じ、どのように生きたのか、沖縄の言論界を代表する池宮城秀意の生涯を通して描く。
- 唐世(日支両属)・ヤマト世・アメリカ世、そして再びヤマト世と政治的変遷に晒される沖縄で、琉球新報の社長を務め上げ、権力に果敢に噛みつき紙(かみ)ハブとも呼ばれた池宮城秀意の生涯を、貴重な歴史的写真と共に描く。
- 沖縄復帰当時は「琉球新報」の社長を務め、
戦前・戦後を通じて沖縄の言論界を代表する
池宮城秀意(いけみやぐしくしゅうい)。
権力に果敢に噛みつき紙(かみ)ハブと呼ばれた
ジャーナリストの生涯を、
明治・大正・昭和の時代に重ね合わせ、
今につながる沖縄の不幸を浮き彫りにする。
唐世(日支両属)・ヤマト世・アメリカ世、
そして再び、ヤマト世と激しく移り変わる乱世を、
沖縄の記者たちはどう報じ、どのように生きたのか――
貴重な歴史的写真も掲載。
県民投票で7割以上が辺野古の埋め立てに反対票を投じた
いまこそ読みたい1冊。
本書は、『ヤマト嫌い』(森口豁著、講談社、1995年)を
元に加筆・修正を加えた本です。 - 第一章 神童“三良”の誕生
第二章 思想の芽ばえ
第三章 “鉄の暴風”下に生きる
第四章 軍政下のジャーナリスト
第五章 大衆運動と言論人
第六章 “新ヤマト世”のなかで