功利とデモクラシー

功利とデモクラシー

出版社: 慶應義塾大学出版会
著者: フィリップ・スコフィールド、川名 雄一郎、高島 和哉、戒能 通弘
  • 稀代の思想家が掲げた〈功利〉と〈民主主義〉の新たな側面に光を当てたスコフィールドの二〇年に渡る研究の到達点、ついに刊行。
  • 稀代の思想家が掲げた〈功利〉と〈民主主義〉の新たな側面に光を当てたスコフィールドの二〇年に渡る研究の到達点、ついに刊行。
  • 支配する少数者の「邪悪な利益」を
    いかに制御するか
    ――ゆえにベンサムは急進的でなければならなかったのだ
    本書は次の二つの慧眼を持つ。
    第一に、言語論を核としたベンサムの論理学が、功利性の原理と並び立つ彼の思想の基盤であることを説得的に示したこと。
    第二に、支配層としての政治家・法律家・宗教家の協働による私的利益の追求を「邪悪な利益」として糾弾し、急進的民主主義へと転向したベンサムの政治思想を詳らかにしたことである。
    稀代の思想家が掲げた〈功利〉と〈民主主義〉の新たな側面に光を当てたスコフィールドの二〇年に渡る研究の到達点、ついに刊行。
  • 日本語版への序文
    序文
    凡例
    略記一覧
    第1章 現実的実体とフィクション的実体
    第2章 功利性の原理
    第3章 自然法と自然権
    第4章 フランス革命
    第5章 邪悪な利益の出現
    第6章 議会改革
    第7章 教会
    第8章 植民地と憲法
    第9章 法典化、憲法、共和主義
    第10章 公開性、責任、政府のアーキテクチャ
    第11章 邪悪な利益への解毒剤――公職適性
    第12章 法改革の政治学
    第13章 最後のことごと
    ジェレミー・ベンサム、その知的世界への再アプローチ――解説に代えて
    訳者あとがき
    文献一覧

    索 引

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