女性が備えるべき3つの相続 ~ 「親」の相続、「夫」の相続、「自分」の相続

女性が備えるべき3つの相続 ~ 「親」の相続、「夫」の相続、「自分」の相続

出版社: 近代セールス社
著者: 髙山 亜由美
  • 女性が相続について考えるとき、「親」「夫」「自分」という「3つの相続」についての対応が必要になります。そこで本書は、同じ女性の立場から、この3つの相続について、専門的な用語や詳細な解説はできるだけ簡略化しつつ、相続税の基本的な仕組みや、具体的な相続対策についてポイントを絞って分かりやすく解説しています。
     相続は、資産状況や相続税という税金の仕組みに加えて、相談者本人の気持ちや家族との関係、資産状況など、さまざまな要因が複雑に絡み合います。相続に直面した方なら誰しも、不安に思っていることがあると思います。本書からヒントを得て実際の相続の場面でお役立てください。
     また金融機関の職員の皆さまは、ぜひ相続についての基礎知識と対策についてのノウハウを身に着け、コンサルティングの場面で活かすことで、お客様の信頼を勝ち取ってください。
  • はじめに ~女性に知っておいて頂きたい相続対策
    プロローグ ~相続に関する5つの誤解
      ①『相続の準備は、体調が悪くなってから始めよう』
      ②『相続税が少なく済むように、全て配偶者に相続させよう』
      ③『平等にしたいので、全ての財産を「法定相続分」で相続させよう』
      ④『遺言書は必要ない。財産の分け方は口頭の約束で充分なのでは?』
      ⑤『「生前贈与」として、子供や孫の口座に預金を振り込んでいる』
    第1章 相続のきほん
     1.誰が相続人になるのか
     2.相続税がかかるか、かからないか
      <改正ミニ知識①>遺留分の算定方法の見直し
     3.相続税がかかる財産とは
     4.相続対策の第一歩「現状把握」
    第2章 女性が備えるべき「3つの相続」
     1.「親」の相続
      ①『親に相続の話がしにくい…。どうしたらいいの?』
      ②『親と別居していて財産については何も聞かされていないけれど』
      ③『親には遺言を書いてもらうべき?』
     2.「配偶者(夫)」の相続
      ①『財産の管理は全て夫任せなのでもしもの時が不安』
      ②『預金は私名義の口座に移しておいたほうがいいの?』
      ③『夫が亡くなった時、財産をどう分けたらいいの?』
      ④『子供がいないけれど、何かしておくべき?』
      <改正ミニ知識②>配偶者居住権の創設
     3.「自分」の相続
      ①『ほとんどの財産は主人のものだから、私が死んだ時の心配はないわ』
      ②『相続税対策で、子供達の口座に毎年少しずつ振り込んでいる』
      ③『独身だけど、何かしておくべきことはあるかしら?』
      ④『将来、私が認知症になったらどうなるのかしら?』
     <家族信託の仕組みと活用のポイント>
    第3章 遺産分割のきほん
     1.財産の分け方は生前に決める
     2.遺言書のポイント
      ①『今後状況が変わるから、遺言書はまだ作れない』
      ②『遺言書は自分で書いていいの?』
      ③『遺言書のことは誰に相談すればいいの?』
      ④『遺言書を作るのに、費用はいくらかかるの?』
      ⑤『事前に家族に話しておくべき?』
      ⑥『作った遺言書は誰かに預けておくべき?』
    第4章 知っておきたい相続対策
     1.不動産を活用して評価を下げる
      ①賃貸物件の敷地(貸付事業用)への適用
      ②自宅の敷地(特定居住用)への適用
      ③事業用建物の敷地(特定事業用)への適用
      <事例①>…駐車場を賃貸物件にすることで、収支が改善し税負担も軽減したケース
      <事例②>…遺産分割の代償金準備のため、ご自宅を賃貸併用にしたケース
     2.生命保険の非課税枠を活用する
      <事例①>…二次相続のシミュレーションを行い、奥様の「保険金の非課税枠」を使ったケース
     3.生前贈与で相続財産を減らす
      <事例①>…贈与対象者を追加し、相続税負担が軽減したケース
      <事例②>…贈与手続きを整えたことで、税務調査で認められたケース
     
    第5章 覚えておきたい相続の手続き
     1.手続きの期限に注意
      <改正ミニ知識③>預貯金の仮払い制度の創設
     2.相続の専門家の探し方、付き合い方
     
    エピローグ ~大切にしていること

人気の社会/思想/経済書籍

クレジット表示/商標について
サイトについて