誰にも見えない子ども

誰にも見えない子ども

出版社: 亜紀書房
著者: アンドレア・エリオット、古屋 美登里、齋藤 匠、藤宗 宇多子
  • 【推薦】
    ●寺尾紗穂さん(音楽家・文筆家)
     「子を守る福祉とは?
     黒人一家の歴史と離散を描き、虐待家庭への介入の在り方を問う労作」
    ●武田砂鉄さん(ライター)
     「抜け道はどこにあるのか。
     誰が塞いでいるのか。
     塞ぐ手をどうすれば剥がせるのか。」
    ***
    ★2022年・ピュリツァー賞受賞★
    頭脳明晰で運動神経も抜群の少女ダサニは、妹や弟の世話に追われ、自分の時間を持てずにいた。
    だが、全寮制のハーシースクールへの転校を機に、貧困の悪循環から抜け出す道が見えはじめる。
    一方、家族は形だけの貧困支援制度や機能不全の児童保護システムに翻弄され、崩壊寸前に追い込まれる。
    離れて暮らすダサニは、その苦境に何もできない自分を責め、生活が荒れていく。
    黒人たちはなぜ貧困に陥り、抜け出せないのか──。
    ニューヨークに生きる少女とその一家に10年密着。歴史的・構造的な要因と福祉制度の欠陥を描き出し、貧困の本質に迫る壮大なノンフィクション。
  • まえがき 
    プロローグ 
    第一部 「家は居場所ではない」──2012年から2013年
    第二部 サイクス家──1835年から2003年
    第三部 ルーツ喪失の心の傷──2003年から2013年
    第四部 「その火に焼かれるぞ!」──2013年から2015年
    第五部 ダサニの旅立ち──2015年
    第六部 「どんな生き方にも耐えられる」──2015年から2016年
    第七部 ダサニの道──2016年から2021年
    あとがき
    訳者あとがき

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