ドイツ人はなぜヒトラーを選んだのか

ドイツ人はなぜヒトラーを選んだのか

出版社: 亜紀書房
著者: ベンジャミン・カーター・ヘット、寺西 のぶ子
  • 分断、移民、グローバリズム、フェイクニュース……独裁者は見慣れた場所から生まれる。


    ナチ党の活動は、第一次大戦後に英米が押し進める国際協調、経済的にはグローバリゼーションに対する抵抗だった。
    戦後賠償だけがドイツを追い詰めたわけではない。
    ロシア革命などによる東方からの難民、共産主義への保守層の拒否感、社会の激しい分断、正規軍と準軍事組織の割拠、世界恐慌、「ヒトラーはコントロールできる」とするエリートたちの傲慢と誤算……アメリカを代表する研究者が描くヒトラーがドイツを掌握するまで。
    ——現代は1930年代の再来?
  • イントロダクション
    1 八月と一一月
    2 「信じてはいけない、彼が本当のことを言っていると」
    3 血のメーデーと忍び寄る影
    4 飢餓宰相と世界恐慌
    5 国家非常事態と陰謀
    6 ボヘミア上等兵と貴族騎手
    7 強制的同質化と授権法
    8 「あの男を追い落とさねばならない」
    訳者 あとがき
    ナチ党が政権をとるまでの主な出来事

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