
多様性を受けとめる 清明高校の謎を解く!
出版社: 明石書店
- 開学10周年を迎えた京都の公立高校には、全国から視察が相次ぐ。不登校や発達障害のある生徒も、自分のペースで安心して学べる「学びアンダンテ」を掲げる清明高校。公立校の枠を超えた革新的な取り組みと理念の全貌に迫り、未来の教育の可能性を描く。
大推薦!
――苫野一徳さん(哲学者、教育学者/『「学校」をつくり直す』著者)
――村中直人さん(臨床心理士/『〈叱る依存〉がとまらない』著者) - 序
第1章 筆者と清明高校の出会い
第2章 資料調査によってわかったこと/わからなかったこと
ティーチャーズバイブルに見る清明高校の4つの理論的支柱
利休七則に着想を得た「つばめ七則」の指導理念
理念を行動に――清明高校『ティーチャーズバイブル~実践編~』
生徒をリスペクトする――清明高校の最高理念
コラム1 生徒をリスペクトする[川畑由美子]
第3章 設立準備と最初の数年間――構想と試行錯誤
山口修一教諭・特別支援教育コーディネーター
塩見匠教諭・中間M年次部長
福田智幸教諭・学習支援部長
山下大輔教諭・生徒支援部長
渡邊比加里教諭・卒業G年次担任
コラム2 できる。[山下大輔]
第4章 親鳥となって羽ばたく――天の時、地の利、人の和
越野泰徳先生――学校改革の立役者
山口修一教諭(その2)
塩見匠教諭(その2)
福田智幸教諭(その2)
山下大輔教諭(その2)
渡邊比加里教諭(その2)
コラム3 彼女にとって「清明高校」はどのような場所だったのだろう?[山口修一]
第5章 受けつがれる改革
人生はたこ焼きだ! すぐやる、まずやる、ざっくりとやる――越野泰徳前校長の教育思想
子どもの権利条約が学校に届くまで――川畑由美子現校長の場合
私自身の教育観はどんどん変化していきました――磯部勝紀副校長の場合
みずから希望して清明高校にやってきた――教育相談コーディネーター藤田真澄教諭の場合
コラム4 教育のフルフラット[越野泰徳]
第6章 進化をやめない学校
「シン・会議」――学校改革のためのエンジン
清明高校はどんな場所だったか――卒業生たちの証言
対人援助の専門家から清明高校はどう見えているのか――スクールカウンセラー綾野文さんの語り
清明高校でいじめが起こりにくい理由
第7章 ワーキンググループ見学報告
清明ワーキンググループの始動
ワーキンググループ体験日誌
コラム5 取り戻した“じしん”[小鳥遊隆]
第8章 授業風景と在校生たち
清明高校の授業見学記(その1)
清明高校の授業見学記(その2)
在校生たちの思い
コラム6 場所を変えて私も変わる[山奥知華]
第9章 保護者の声、トップたちの思い、筆者が考えること
保護者たちの声
変化を止めない――トップたちの思い
筆者が考えること
コラム7 どの学校も清明高校みたいな感じで良いんちゃう?[九条優花]
おわりに
