自閉症スペクトラム障害とセクシュアリティ
出版社: 明石書店
- アスペルガー症候群当事者であり、支援者として活動していたニックはある日突然、児童ポルノ所持容疑で逮捕されてしまった。彼の自伝と両親の手記、専門家たちの助言からなる本書は、自閉症スペクトラム障害と様々なセクシュアリティの問題との関連を知るための必読書である。
- 日本の読者のみなさんへ[トニー・アトウッド]
イントロダクション[トニー・アトウッド]
第1章 ぼくの人生[ニック・ドゥビン]
まえがき
1.逮捕
2.何かがちがっていた子ども時代
3.混乱続きの中学校生活
4.山あり谷ありの高校生活
5.絶望のふちの大学1年目
6.将来の選択に悩んだ大学時代
7.どんづまりの修士課程とデート
8.アスペルガーの診断――新たな始まり
9.博士課程――最良で最悪の時期
10.アメリカ合衆国対ニコラス・ドゥビン
あとがき
第2章 専門家の視点から[トニー・アトウッド]
児童ポルノに行き着くまで
方策と資源
第3章 家族を救おうとした母親がたどった道のり[キティ・ドゥビン]
第4章 わが息子を救うための父親の奮闘――法的観点から[ラリー・ドゥビン]
第5章 性教育と介入[イザベル・エノー]
1.序論
2.性的発達に関与する要因
3.性的逸脱行動
4.介入プログラム
5.結論
付録 専門的組織ならびにサービスのための、性的な事柄に関するガイドライン
訳者より[田宮聡]
索引