色から始まる探究学習
出版社: 明石書店
- 現在、深い学びとして自分の暮らしとその場としての地域を探究する学習と教育が問われている。大分県・姫島では、地域の色を美術館と学校、地域が連携し合って探究する実践が行われた。子どもたちが地域の色をとおして図工・美術や科学を学び、それを表現する中で総合的に深く学ぶ姿を様々な事例とともに詳解する。
- はじめに
1 アートのパワーで学校がエンパワーメント
1 本プロジェクト三つの特徴
2 「びじゅつって、すげぇ!」の教育理念
3 中間組織としての実行委員会
2 姫島村から始まる教育イノベーションプロジェクト
1 色に関わる3年間の取り組みの実践
2 子どもたちの学びと育ち
3 絵手紙で地域を発信
4 色プロジェクトを評価する
5 子どもたちの資質の伸び
6 幼小中の連携からみえてくる色の育ち
3 大分県各地の独自性を生かして
1 中学校の取り組み
2 小学校の取り組み
3 幼稚園の取り組み
4 盲学校の取り組み――視覚障害のある者と「色」
4 大分県立美術館と学校連携の取り組み
1 「美術ってすげぇ」のまなざし――子どもが変わる 教師が変わる 保護者が変わる
2 美術館でのワークショップ
3 美術館から地域へのアウトリーチ
4 教員研修で何を伝えるか
5 これからの美術館、博物館の役割を考える
5 活動を支える人々の声
1 実行委員会のひと
2 美術館から
3 教師・学校・教育委員会
4 海外の人はこの実践をどう見たか
6 地域創生の中核としてのアートに始まる学校イノベーション
座談会
おわりに
編著者・執筆者・座談会参加者紹介