
神田神保町古書店街と組合組織
出版社: 有斐閣
- 戦前・戦中期における組合組織に着目し、神田神保町の古書店主がどのように行動し、当局の統制に対応したのかを探究する労作。
- 神田神保町古書店街の発展に関して,戦前・戦中期における組合組織に着目し,古書店主がどのように考えて行動し,当局による統制にいかに対応したのか,総合的な視点から捉えていく。資料を発掘し,多くの関係者にインタビューを行いながらまとめあげる力作。
- はじめに
第1章 なぜ神田神保町古書店街に注目するのか
第2章 神田神保町古書店街の形成・展開と組合制度の変遷
──戦時統制以前のすがたを中心に
第3章 戦時統制下の神田神保町古書店の組合組織
──公定価格制への協力
第4章 戦時統制下における古書の公定価格と古書市場
──『日本古書通信』と『読書と文献』から見えてくるもの
第5章 戦後神田神保町古書店街の展開
──専門化の果ての細分化・周縁化・融合化
おわりに
