生そのものの政治学〈新装版〉

生そのものの政治学〈新装版〉

出版社: 法政大学出版局
著者: ニコラス・ローズ、檜垣 立哉、小倉 拓也、佐古 仁志、山崎 吾郎
  • バイオ資本主義の発展した21世紀の現在、人々の生死を管理する権力と批判的知の間には何が生じているのか。生政治の現実に迫る。
  • バイオ資本主義の発展した21世紀の現在、人々の生死を管理する権力と優生思想、批判的知との間には何が生じているのか。生政治のリアルに迫る社会思想の画期作。
  • 19世紀以来、国家は健康と衛生の名のもとに、人々の生死を管理する権力を手にしてきた。批判的学問や社会運動が問題視したこの優生学的思想はしかし、ゲノム学や生殖技術に基づくバイオ資本主義が発展した21世紀の現在、従来の批判には捉えきれない生の新しいかたちを出現させている。フーコー的問題を継承しつつも、病への希望となりうる現代の生政治のリアルな姿を描き出す、社会思想の画期作。
  • 日本語版への序文
    謝 辞
    序 章
    第一章 二十一世紀における生政治
    第二章 政治と生
    第三章 現れつつある生のかたち?
    第四章 遺伝学的リスク
    第五章 生物学的市民
    第六章 ゲノム医学の時代における人種
    第七章 神経化学的自己
    第八章 コントロールの生物学
    あとがき ソーマ的倫理と生資本の精神
    監訳者あとがき
    文献一覧
    人名索引

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