カオス・領土・芸術
出版社: 法政大学出版局
- 生命進化の歴史のなかで、芸術はいつ始まるのか。建築し、描き、歌うことはこの大地に何を創造するのか。芸術の動物的起源を探究す…
- 生命進化の歴史のなかで、芸術はいつ始まるのか。建て、描き、歌うことは大地に何を創造するのか。アボリジニ絵画に触発された哲学者が、芸術の動物的起源を探る。
- 生命進化の歴史のなかで、物質的かつ概念的な構造としての〈芸術〉はいつ、どのようにして始まったのか。建築し、描き、歌い踊ることは、この大地の上に何を表現し、創造してきたのか。オーストラリア先住民絵画に触発された女性哲学者が、ドゥルーズ=ガタリの非人間主義的哲学やイリガライの性的差異の思考、ダーウィンの性淘汰理論と共振しつつ、動物的なものとしての芸術の起源を探究する。
- 凡 例
謝 辞
第一章 カオス──コスモス・領土・建築
第二章 振動──動物・性・音楽
第三章 感覚──大地・民衆・芸術
参考文献
訳者あとがき
索 引