野党が政権に就くとき

野党が政権に就くとき

出版社: 人文書院
著者: 中野 晃一、中野 真紀子
  • 中央集権化を年々加速させるこの国で民主主義再生の方途を探り当てるために。 日仏の社会党を事例に野党の存在意義を考え抜く重要作
  • 中央集権化を年々加速させるこの国で民主主義再生の方途を探り当てるために。 日仏の社会党を事例に野党の存在意義を考え抜く重要作。
  • なぜ政権交代を叫ぶのか
    政権を担う与党が自ら権力を弱め、地方にそれを譲渡する理由はない。
    地方分権が実現するのは、野党がそれを理念として掲げ、政権に就いたときだけだ。
    中央集権化を年々加速させるこの国で、民主主義再生の方途を探り当てるために。
    フランスと日本の社会党を事例に「野党の存在意義」を考え抜く重要作。

  • 第1章 「野党的政策」としての地方分権
    地方分権の動きと要因/政党政治と政策転換/競争、野党、民主主義/野党的政策としての地方分権/本書で扱う事例の概要/本書の構成
    第2章 保守政権下における中央集権傾向の存続
    フランス―「不可分の共和国」の遺産/日本―保守国家の強固な支配力
    第3章 野党時代に準備されたオルタナティブ
    地方分権政策とフランス左派の再生/地方分権のための「混声合唱」
    第4章 フランス政権の交代
    大都市市長が改革をリード/ドフェールの部下たち/飼いならされた官選知事/立法府の名士たちに耳を傾ける/「七年の任期中で最大の仕事」
    第5章 日本の連立政治
    連立政権のリーダーシップとその限界/地方分権委員会/地方分権派の専門家と中央官僚の対立/「第三の」改革
    第6章 野党が政権に就いたとき
    構造と行動主体/野党、政権交代、地方分権―追加の事例/地方分権のメカニズム/結論

人気の社会/思想/経済書籍

クレジット表示/商標について
サイトについて