危機対応の社会科学 下 未来への手応え

危機対応の社会科学 下 未来への手応え

出版社: 東京大学出版会
著者: 東大社研、玄田 有史、飯田 高
  • 社会のなかのさまざまな危機について,法学,政治学,経済学,社会学の研究成果に基づく考察を通じて,人びとが危機とその対応に対する不安に向き合うための新たな視座の提供を目指す.本巻では,危機対応のしくみを創ることに関わりのある,法律,制度,価値,行動にまつわる危機について考える.
  • はしがき(飯田 高)
    第I部 危機と法律
    第1章 憲法と危機――非常事態条項をめぐって(林 知更)
    第2章 契約上の危機と事情変更の法理(石川博康)
    第3章 リスクと危機の間――フランスにおける携帯電話基地問題を素材として(齋藤哲志)
    第II部 危機と制度
    第4章 制度によるブリコラージュ――規範と組織の再創造に向けて(飯田 高)
    第5章 近世国家の危機対応――適応と管理、自然と制度(中林真幸)
    第6章 日本の財政危機を巡る事実と言説(藤谷武史)
    第7章 「国難」を深めたアベノミクスの6年――逆機能する税・社会保障(大沢真理)
    第III部 危機と価値
    第8章 日本の「水素社会」言説――高リスクエネルギー政策と不安の利用(グレゴリー・W・ノーブル)
    第9章 陰鬱な危機対応――現在と未来のトレードオフ(加藤 晋)
    第10章 災害対応のための政策意識分析――コンジョイント分析を基に(川田恵介)
    第IV部 危機と行動
    第11章 女性のアドボカシー活動と提言――仙台防災枠組における国際連携(スティール若希,レア・R・キンバー)
    第12章 夫婦の危機が始まるとき――パネルデータからみた結婚満足度(鈴木富美子・佐藤 香)
    第13章 考えたくない事態にどう対応するか?――災害への備えとネガティブ・ケイパビリティ(有田 伸)
    あとがき(玄田有史)

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