呪いの言葉の解きかた

呪いの言葉の解きかた

出版社: 晶文社
著者: 上西充子
  • 「嫌なら辞めろ」「母親なんだから」――政権の欺瞞から日常のハラスメント問題まで、そこに隠された「呪いの言葉」を徹底的に解く!
  • 「文句を言うな」
    「君だって一員なんだから」
    「嫌なら辞めちゃえば?」
    「母親なんだからしっかり」. . .
    政権の欺瞞から日常のハラスメント問題まで、隠された「呪いの言葉」を
    2018年度新語・流行語大賞ノミネート「ご飯論法」や
    「国会PV(パブリックビューイング)」でも大注目の著者が
    「あっ、そうか!」になるまで徹底的に解く!
    「私たちの思考と行動は、無意識のうちに「呪いの言葉」に
    縛られている。そのことに気づき、意識的に「呪いの言葉」
    の呪縛の外に出よう。
    思考の枠組みを縛ろうとする、そのような呪縛の外に出よう。
    のびやかに呼吸ができる場所に、たどりつこう。
    ――それが、本書で伝えたいことだ。」(本文より)
  • 第1章:呪いの言葉に縛られない
    1 嫌なら辞めればいいのだろうか
    2 呪いの言葉の解きかた
    第2章:労働をめぐる呪いの言葉
    1 アルバイト学生の悩み
    2 「カラスはやっぱり黒いです!」――『ダンダリン』
    3 持ち込まれた分断――『サンドラの週末』
    4 「だらだら残業」という呪い
    第3章:ジェンダーをめぐる呪いの言葉
    1 「妻」役割をめぐる葛藤――『しんきらり』
    2 家事労働はなぜ無償か――『逃げるは恥だが役に立つ』
    3 「母なるもの」が追い詰める
    4 仕事の上では破綻は見せない――男性を縛る「呪い」
    5 支援を受ける権利
    6 私は黙らない
    第4章:政治をめぐる呪いの言葉
    1 原発事故後の情報過疎の中で
    2 デモが変えるもの
    3 政権との対峙
    4 国会パブリックビューイング――可視化が持つ力
    第5章:灯火の言葉
    1 人を動かす言葉
    2 相手と向き合う
    3 仕事のうえでの言葉はリップサービスか
    4 見つめた先に――『わたしは、ダニエル・ブレイク』
    5 偽りの称賛とやりがい搾取
    第6章:湧き水の言葉
    1 視界が開けて、言葉が湧き出る
    2 人生やり直しスイッチは、もう押さない――『カルテット』
    あとがき
    註一覧
    付録 呪いの言葉の解きかた 文例集

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