海がたり 黒潮ストリート

海がたり 黒潮ストリート

出版社: ぷねうま舎
著者: 平田毅
  • カヤックを突き上げる波、踊らせるうねり、海のラーガ(旋律のうねり)とビートに身をゆだね、噓のない生命感と繊細な身体感覚を研ぎ澄ませて、「海」をかたり、文明の危機と向き合う。
    延べ三千日以上、シーカヤックとともに黒潮の上にあった冒険者による、壮大なスケールの黒潮文明論──紀州・熊野から出雲、九州西岸(平戸島、五島列島、甑島)へ、そして奄美から琉球へ、その道は列島の自然文化と歴史の成り立ち、さらには祈りと祭りの起源をたどる「いのちの海旅」であった。
    原発事故やコロナ禍が語る人類史的な危機を乗り越えるための、黒潮回廊のヴィジョン、21世紀は環境の世紀であり、「面白い時代」になる……。
  • 序章 黒潮ストリートと黒潮フリーウェイ
     I  黒潮ストリートの発見
    第1章 クロス・ボーダー列島
    第2章 裸のヤポネシア
    Ⅱ 黒潮ストリートの独創性
    第3章 震える身体細胞から
    第4章 生き抜くために││開放性と閉鎖性
    Ⅲ 黒潮ストリートの新しい文化
    第5章 火のトライアングルをめぐって
    第6章 人と文明のサヴァイブのために

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