新訳和泉式部日記

新訳和泉式部日記

出版社: 花鳥社
著者: 島内 景二
  • もうひとつの『和泉式部日記』が蘇る !
    底本には、 広く通行している「三条西家本」ではなく、 「元禄版本」 (「扶桑拾菓集」収録本) を採用。
    これまでにない新しい【本文】と【訳】で、「日記」と「物語」と「歌集」が融合した不思議な作品〈和泉式部物語〉 として、 よみなおす。
  • はじめに
    Ⅰ 夏の恋
    1 思いがけない文使い
    2 花橘の一枝
    3 帥の宮との歌の贈答
    4 初めての逢瀬
    5 わりなき思い
    6 過ぎゆく四月
    7 敲けど開かず
    8 絶え間なき長雨の不安
    9 降り止まぬ五月雨
    10 宮の乳母の諫言
    11 宮邸での危険な情事
    12 宮の疑惑
    13 噂の女
    14 漂いゆく小舟
    Ⅱ 秋の恋
    15 七夕の夜
    16 薄暮の対面
    17 距離が心を近づける
    18 風立ちぬ
    19 訪れても逢えなかった
    20 歌文「暁起き」
    21 五首の返歌
    22 宮からの頼み事
    Ⅲ 冬の恋
    23 手枕の袖
    24 一筋の光明と、惑う心
    25 一幕の喜歌劇
    26 空行く月、空行く心
    27 葛城の神
    28 自己と他者
    29 時雨紅葉
    30 恋のアヴァンチュール
    31 果てしない疑念
    32 無憂宮での一日
    33 心とは言葉
    34 玉の緒は絶えず
    35 折々の贈答歌——冬の景物
    36 定め無さが、この世の定め
    37 古歌に託して
    38 遂に行く、道は宮邸
    Ⅳ 新春の恋
    39 宮邸での新年
    40 世の中を行方定めぬ舟と見て
    解説

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