テーマパーク化する地球

テーマパーク化する地球

出版社: ゲンロン
著者: 東 浩紀
  • 哲学し、対話し、経営する
    悩める批評家の軌跡
    ぼくたちは、
    人間であり続けるために、
    等価交換の外部を
    いつも必要としている
    批評家として、哲学者として、そして経営者として、独自の思索と実践を積み重ねてきた東浩紀。その震災以降の原稿から47のテクストを選び出し、「世界のテーマパーク化」「慰霊と記憶」「批評の役割」を軸に配列した評論集。世界がテーマパーク化する〈しかない〉時代に、人間が人間であることはいかにして可能か。平成を代表した批評家が投げかける、令和時代の新しい航海図。
  • 1 テーマパーク化する地球
    テーマパークと慰霊
    テーマパーク化する地球
    観光地化するチェルノブイリと革命の暴力
    ニセコの複数の風景
    イスラム国はなにを奪うか
    ソ連と崇高
    2 慰霊と記憶
    原発と是非の壁
    四回目の三月一一日
    三里塚の怒り
    「フクシマ」へのふたつの道
    観光地化計画はなぜ失敗したのか
    慰霊と脱政治化
    埋没費用と公共性
    代弁の論理と『苦海浄土』
    鉄原と福島の余白に
    イ・ブルの政治的身体
    復興とSF
    原発は倫理的存在か
    3 批評とはなにかⅠ
    『動物化するポストモダン』のころ
    情報と哲学
    人文学と反復不可能性
    霊と批評
    批評家が書く哲学書
    払う立場
    虻としての哲学者
    デッドレターとしての哲学
    職業としての批評
    批評とはなにか
    4 誤配たち
    「新日本国憲法ゲンロン草案」起草にあたって
    憲法とやかんの論理
    『一般意志2・0』再考
    妄想\
    イデオロギーからアーキテクチャへ
    あまりにもリベラルな「トーキョー」のすがた
    性は政治的に正しくありうるか
    遅れてきたゼロ年代作家
    『鳳仙花』のタイムスリップ
    からっぽの引き出しに見ていたもの
    小ささの時代に抗して
    死を超える虚構の力
    ウェルカムアートのユートピア
    政治のなかの文学の場所
    『虚航船団』の呪い
    この小説こそが批評である
    幸せな戦後の終わり
    哲学者は自由でいい
    5 批評とはなにかⅡ
    運営と制作の一致、あるいは等価交換の外部について
    おわりに

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