へんしん不要
出版社: タバブックス
- 心も体も防御力低め、四季折々の不調にやられ、挨拶代わりに「元気?」と聞かれるとちょっと困ってしまう。落ち込みがちな日々をつづり、宛先のない手紙を書き続けた二年間。書くことで見つけた、あたらしい景色と生きる自信。
「またいつか、お手紙出します。ままならないことばかりの日々はこれからも続くでしょうが、それまでどうぞご自愛ください。元気でいてもいなくても、なるべく気を楽にして、伸びやかに暮らしてください。へんしんは、不要です」 - 「元気?」と聞かれるとちょっと困る
就活を頑張るあの子は偉い、就活を頑張らなかった私も偉い
感情がでかすぎる
ただ粛々と生きるのがどうしてこんなに難しいのか
「おいしい」と思うことの恥ずかしさについて
仕事は一日二時間にしました
「元気に」よりも「うまく」暮らしたい
何にもできない、何でもできる
現実は自分ひとりの手に余る
きつい現実、つらい感情、しんどいSNSに倒れないために
この夜をどうにかやり過ごすだけの「大丈夫」を
ゲームの下手さは人生の下手さ
何度でも仕切り直せばいい
ちょっとだけ欲が出てきた
春とは周回遅れくらいの距離感でいたい
なんでもない日にホテルに泊まる
梅雨は自力では越せないから「せっかく」の波に乗る
静かな暮らしを求めて
「自分のことがどうでもよくなるムーブ」に押し流されない
いつか私も天竺に行けますか
つらいだけの秋じゃなかった
賽の河原で「調子」という名の石を積む
浅瀬に足をひたしてみる
自分ではない「誰か」になる力
追伸 自分の「庭」を持ち続けること