少女たちがみつめた長崎
出版社: 書肆侃侃房
- 体重34キロ・青春が全部戦争
昭和20年8月9日、長崎の兵器工場に動員されていた女生徒たちを原子爆弾が襲った。少女たちは苦しみをかかえ、どう生きてきたのか。彼女たちの日記が、今、女子高校生たちの心をゆさぶる。世代を超えた少女たちの交流の記録。
――青来有一(小説家)
2019年8月17日に放送され大きな反響を呼んだ、NHK 「ETV特集 少女たちがみつめた長崎」、待望の書籍化。
長崎原爆投下からまもなく75年。被爆者たちの命の灯が次々に消えていく中、元少女たちがたどった過酷な運命を日記や手記、対話などで、つぶさに追体験した長崎西高放送部の高校生たちの奮闘を描く。ぜひ、すべての高校生たちに読んでもらいたい1冊。 - プロローグ 同じこころざし
第1章 原爆を見つめ続ける
第2章 原爆前夜の少女たち
第3章 「あのとき」の記憶と記録
第4章 高校生、十一時二分と向きあう
第5章 戦後それぞれの苦難
第6章 自責の念と罪の意識
第7章 わたしたちがつなぐ
第8章 未曾有の時代の中で
エピローグ 未来のために
あとがき