渡辺啓助探偵小説選1
出版社: 論創社
- 最晩年まで現役を貫いた渡辺啓助の作品集第1巻。戦前期の耽美・怪奇系作品を精選収録し、巻末には四女の書下ろしエッセイを収録。
- 彼ははたして〈薔薇と悪魔の詩人〉だったのか。渡辺啓助の豊饒な物語世界・第一弾! デビュー直後から終戦間もない頃に発表された作品群より、固定された視角からは評価され得なかった魅力を放つ珠玉の短編を精選し、巻末には四女・渡辺東氏の書下ろしエッセイを収める。
- " 屍版
幽霊荘に来た女
死の日曜日
亡霊の情熱
薔薇悪魔の話
三吉の食欲
幽霊の歯形
蛍小僧
センチメンタルな蝦蟇
ヴィナスの閨
白薔薇教会
落書する女
壁の中の女
獣医学校風俗
謎の金塊
雪の夜の事件
短剣
盲目(めなし)人魚
青春探偵
巻末エッセイ 渡辺東「ケイスケとオメガ倶楽部のこと」
解題 浜田雄介"