続・ペコロスの母に会いに行く
出版社: 西日本新聞社
- 母と父の気配をすぐそこに感じながら、詩情豊かに描いた老いとぼけと家族の物語。漫画家岡野雄一のタイムトラベルエッセイ決定版。
- 「ゆういち、生きとこうで。生きとけば、どげんでんなる。」
母と父の気配をすぐそこに感じながら
詩情豊かに描いた、老いとぼけと家族の物語。
デビュー作『ペコロスの母に会いに行く』(第42回日本漫画家協会賞優秀賞受賞)から約7年。
西日本新聞※、新潟日報※、東京新聞、北海道新聞で長期にわたり連載された
8コマ漫画「続・ペコロスの母に会いに行く」「ペコロスの陽だまりの時間」を再編集。(※は現在も連載中)
【著者あとがきより】
とにかく生きてください。どういう時代をどういう状況でくぐり抜けようと、
くぐり抜けた日々は全てあなたの糧になっています。
後で気づくので、気づく時まで、まず生きてください。
僕の卒業時の卒業アルバムにあったカロッサの詩の一節、
生きていなさい!
星が私に言いました。
生きていなさい!
森も小川も言いました。
この言葉がずっと心にありました。
自殺しようとして森に入った人に向かって、自然が囁いた言葉だと解釈して。
とても腑に落ちるフレーズでした。そしてこの言葉を自分なりに咀嚼して、
生きとかんば!
(生きとけば)どんげんでんなる!
これらの言葉をキーワードにマンガや唄を作っています。
(中略)
ボケるということは、辛かったことも忘れていくということ。
認知症になった母の頭の中を、僕は、父との楽しい思い出で満たしてあげたい。
そのために、僕は漫画を描く。
だから希望しか描かない、描きたくない。
そう思っています。
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老いを、人生を、笑っていきましょで!
皆さんの肩の荷が少しでも軽くなりますように。
ペコロスこと、漫画家岡野雄一のタイムトラベルエッセイ決定版をお届けします。 - 母と暮らしていた頃1
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