水上勉の時代

水上勉の時代

出版社: 田畑書店
著者: 大木 志門、掛野 剛史、高橋 孝次
  • 生誕100周年を記念し初の案内書誕生。主要著作の解説や親族・関係者へのインタビュー、年表、テーマ別の読み物に未発表短編4編…
  • 図書館の水上勉が再び輝きだす。生誕100年を記念し、初めての人へも配慮した初の作家案内書。作家紹介(カラー32頁)、著作案内やコラム、年譜、親族へのインタビュー、未発表原稿多数収録。以後の水上書の標準となる本…
  • 水上勉(みずかみ つとむ)生誕100周年を記念し、最良の案内書が出来上がりました。カラーページをふんだんに使った作家紹介、主要著作の解説、親族や関係者、編集者へのインタビュー、年表、テーマ別のコラムに論考。
    さらに未発表短編を4編、司修によるリトグラフ『一休曼荼羅』を収録。
    人間水上勉の輝きを発見する1冊。
    【本書の内容】
    水上勉の生涯と文学を、豊富な写真と共に懇切丁寧にたどる作家紹介(カラー32頁)
    新発見資料 水上文学の鉱脈を知る未発表短編4編(「黄檗山」「牛にのった話」「空気の歌」「踏切番の紅い花」) 『金閣寺炎上』のバリアント草稿
    水上勉を多面的に問い直す画期的論考3本
    貴重な証言を含む関係者インタビュー3本
    水上文学の水先案内となる26作品のブックガイド
    創作の裏側を知る編集者による座談会2本
    トリビア満載のコラム8本
    司修によるリトグラフ『一休曼荼羅』
  • 第一部 水上勉の再発見
    作家紹介  一〇一年目の水上勉—生涯とその文学をたどる 大木志門
    新資料紹介1  『金閣炎上』原稿
    新資料紹介2  水上勉未発表作品四篇
    未発表短篇  「黄檗山」について 掛野剛史
    黄檗山               水上勉
    牛にのった話            水上勉
    空気の歌              水上勉
    踏切番の紅い花           水上勉
    第二部  編集者・水上勉──雌伏のとき
    インタビュー  焼け跡の時代の水上勉 北野英子 奥田利勝
    ブックガイド  『フライパンの歌』『霧と影』
    コラム  「文壇放浪」の一コマ ──宇野浩二、太宰治、田中英光、そして山岸一夫 大木志門
    ブックガイド  『凍てる庭』『冬日の道』
    論考  戦後出版文化の中の水上勉 掛野剛史
    インタビュー  浦和暮らしと模索の時代 内田潔
    コラム  水上課長 ──東京服飾新聞社時代の一コマ 掛野剛史
    ブックガイド  『海の牙』『飢餓海峡』
    コラム  川上宗薫と『半世界』周辺 ──松戸時代の文学的再出発 高橋孝次
    第三部  作家・水上勉──飛躍のとき
    座談  編集者による水上勉1 ──岩波剛さんを囲んで
    ブックガイド  『雁の寺』『五番町夕霧楼』
    コラム  水上勉の出発点 ——『月刊文章』『作品倶楽部』投書家時代 掛野剛史
    ブックガイド  『越前竹人形』『宇野浩二伝』
    論考  水上勉の社会派推理小説 ──同時代評と応答から 高橋孝次
    ブックガイド  『古河力作の生涯』『金閣炎上』
    コラム  同時代の中国文化人からみた水上勉 劉晗
    ブックガイド  『兵卒の鬃』『瀋陽の月』
    コラム  データから見る流行作家時代の水上勉 大木志門
    ブックガイド  『くるま椅子の歌』『ブンナよ、木からおりてこい』
    第四部 人間・水上勉──円熟のとき
    座談  編集者による水上勉2 長谷川郁夫・小池三子男・山口昭男・大槻慎二
    ブックガイド  『寺泊』『壷坂幻想』
    コラム  「水上勉君をはげます会」芳名帳から──水上勉の交友録 高橋孝次
    ブックガイド  『文藝遠近』『文壇放浪』
    論考  戦後文学の中で水上勉を考える 大木志門
    ブックガイド  『一休』『破鞋』
    インタビュー  父・作家としての水上勉を語る 水上蕗子
    ブックガイド  『心筋梗塞の前後』『精進百選』
    コラム  若狭という名の故郷 下森弘之
    ブックガイド  『若狭幻想』『泥の花』
    水上勉略年譜(作成・高橋孝次)
    あとがき

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