サークル・ゲーム
出版社: 彩流社
- 現代カナダ文学を代表する作家、マーガレット・アトウッドのデビュー作、本邦初訳!不穏な空気に包まれた28篇の詩集。
- 現代カナダ文学を代表する作家、マーガレット・アトウッドのデビュー作、本邦初訳!この恍惚とした回転が喜びだと 誤解していたのかもしれない でも、そこになんの喜びもない…不穏な空気に包まれた28篇の詩集。
- 作家・松田青子さん推薦!
現代カナダ文学を代表する作家、
マーガレット・アトウッドの知られざるデビュー作、本邦初訳。
不穏な空気に包まれた28篇の詩集。
フェミニズム、環境問題等、アトウッドの全作品に共通するテーマがすでに現われている、注目作。
この恍惚とした回転が喜びだと
誤解していたのかもしれない
でも、そこになんの喜びもない──(表題作「サークル・ゲーム」より) - これはわたしの写真
洪水のあと、わたしたちは
メッセンジャー
夕暮の駅、出発まえの
チェス・プロブレムを解こうとして
わたしの峡谷で
カーペットに潜る
トランプ遊び
フックの男
都市設計者
路のうえの、愛
プロテウスのなれの果て
食事
サークル・ゲーム
カメラ
冬に眠る者
スプリング・イン・イグルー
女預言者
移住──カナダ太平洋鉄道で
内面への旅
木と石からなるもの
前─両生類
静かな生活に逆らって
島々
手紙、よせてかえす
ある場所──断片
探検家たち
入植者たち