黒い雨に撃たれて 上
出版社: 慶應義塾大学出版会
- ハリー・フクハラとその家族の波乱の生涯を中心に日米開戦によって二つの祖国のあいだで身を引き裂かれた日系人の生を描く歴史絵巻。
- 米国陸軍大佐、ハリー・フクハラ。彼とその家族が辿った波乱の生涯を中心に、日米開戦によって二つの祖国のあいだで身を引き裂かれた日系人の生を描く歴史絵巻。
- ▼二つの祖国を漂う
米国陸軍大佐、ハリー・フクハラ。
彼とその家族が辿った波乱の生涯を中心に、日米開戦によって二つの祖国のあいだで
身を引き裂かれた日系人の生を描く歴史絵巻。 - はじめに
プロローグ 衝撃波
Ⅰ アメリカに生まれ、二つの文化で育つ
1 オーバーンの故郷にて
2 ヒロシマでの束の間の滞在
3 受難の始まり
4 大恐慌
5 象牙色の骨と鉛色の灰
Ⅱ 二つの国を漂う
6 日の出(いず)る国
7 悲しい帰郷
8 広島にかかる靄(もや)
9 ロサンゼルスでのパニック
10 グレンデールから広島に流れる沈黙
Ⅲ 銃後の戦い
11 カリフォルニアでの監禁生活
12 帝国の銃後の人々
13 アリゾナの砂嵐
14 ミネソタの穏やかな冬
15 メアリーの北極星
16 広島での配給生活とスパイ扱い