バスザウルス

バスザウルス

出版社: 亜紀書房
著者: 五十嵐 大介
  •  
    『海獣の子供』で人気の漫画家が圧倒的画力で描く、不思議でやさしい夜の絵本
    森の中に打ち棄てられた1台のバス。
    何十年もの間、忘れられて、錆びて、雑草や蔦がからまって、もうボロボロ。
    ——ある日、とうとう手がはえ、脚がはえ、バスザウルスになって動き出した!
    初めて歩いて疲れたバスザウルスがバス停で休憩していると、乗り込んできたのはおばあさん。
    それから毎晩、決まった時間におばあさんを乗せてバスザウルスは夜をゆく。
    だんだん乗客も増え、見えるもの、見えざるものを引き連れていく。
    でもある晩、おばあさんの姿が見えなくなった。
    バスザウルスはくる日もくる日もおばあさんを待ち続け……。

人気の小説/文芸

クレジット表示/商標について
サイトについて