生還 『食人』を冒した老船長の告白
出版社: 柏艪舎
- 武田 泰淳『ひかりごけ』のモチーフとなった事件の真相。
15年間におよぶインタビューを経て書き上げた、『裂けた… - 武田 泰淳『ひかりごけ』のモチーフとなった事件の真相
26年前に刊行され、ベストセラーとなった『裂けた岬』の待望の改訂版!
新聞記者であった著者が15年間におよぶインタビューを経て書き… - 極限下での犯罪は許されるべきか
武田 泰淳『ひかりごけ』のモチーフとなった事件の真相
26年前に刊行され、ベストセラーとなった『裂けた岬』の待望の改訂版!
英語版『The Survivor―The confession of cannibalism by the Old captain―』(電子書籍)と同時発売!
26年前に刊行され、ベストセラーとなった『裂けた岬』の待望の改訂版です。さらに『裂けた岬』英訳版(電子書籍)との同時発売となります。第二次世界大戦中に徴兵され、徴用船の船長として物資の輸送任務に就いていた黒岩亀吉(仮名)は知床半島沖を航行中に嵐に合い、真冬の知床の小屋に部下のシゲとともに取り残されてしまう。飢えと寒さの極限状態の中、先に餓死したシゲの遺体を船長は口にしてしまう。シゲの肉で体力を回復した船長は、流氷の上を渡り、知床を脱出する。新聞記者であった著者が30年間におよぶインタビューを経て書き上げた、人間の業を問い掛ける一冊。 - プロローグ
約束
戦雲
遭難
番屋
食人
煙り
生存
発覚
裁判
光輪
訃報
エピローグ
船長の「取材ノート」から
老船長との十五年―あとがきにかえて
再版のためのあとがき
船長の軌跡