ラストアイヌ
出版社: 柏艪舎
- 誇り高き反骨のアイヌ歌人、森竹竹市。激動の時代を生きたその生涯を、彼の詩と、掛川源一郎氏の写真から紐解くノンフィクション。
- 自らを和人に虐げられ、民族の誇りをなくした“最後のアイヌ”と呼ぶ、誇り高き反骨のアイヌ三大歌人、森竹竹市。
激動の時代にアイヌを生きたその生涯を、彼の詩と、掛川源一郎氏の写真から紐解くノンフィクシ… - 「アイヌ文化を見世物にするな!」
反骨の歌人森竹の魂魄の声が聞こえる。
アイヌ民族の復興を目指し、その怒りを文学に込めて闘い続けた歌人の叫び。
自らを和人に虐げられ、民族の誇りをなくした“最後のアイヌ”と呼ぶ、誇り高き反骨のアイヌ歌人、森竹竹市。
アイヌ民族にとって、明治以降およそ百年の歴史はつねに、屈辱にまみれたものだった。
しかしアイヌ三大歌人の一人と目される森竹の、その鋭い眼差しの先には、つねに未来があった。
激動の時代にアイヌを生きたその生涯を、彼の詩と、掛川源一郎氏の写真から紐解くノンフィクション。 - 序 章 語るに落ちる
第1章 少年の肩
第2章 鉄道員
第3章 若きウタリに
第4章 『原始林』
第5章 アイヌを生きる
第6章 レラコラチ―風のように
終 章 「ラストアイヌ」の矜持