比類なきジーヴス
出版社: 講談社
- 結婚詐欺に盗難事件、青年貴族のバーティにはさまざまなトラブルが降りかかるものの、天才執事ジーヴスが見事に解決!
- 美智子上皇后陛下の一言がきっかけとなって火が付いた作品、それが本書です。84歳のお誕生日を迎えられた際、公務を離れた後は「読書をしたい」とお話しになり、具体名が上がったのが本書でした。
英国のユーモア小説で、完璧な執事ジーブスと、彼が仕える極楽とんぼのような青年貴族バーティが主人公。バーティに降りかかるさまざまな事件や災難を、ジーヴスが天才っぷりを発揮して見事に解決していきます。暗い話はなく、笑える話ばかり。明るい気分になれる短編集です。 - 1 ジーヴス、小脳を稼働させる
2 ビンゴが為にウエディングベルは鳴らず
3 アガサ伯母、胸のうちを語る
4 真珠の涙
5 ウースター一族の誇り傷つく
6 英雄の報酬
7 クロードとユースタス登場
8 サー・ロデリック昼食に招待される
9 紹介状
10 お洒落なエレベーター・ボーイ
11 同志ビンゴ
12 ビンゴ、グッドウッドでしくじる
13 説教大ハンデ
14 スポーツマン精神
15 都会的タッチ
16 クロードとユースタスの遅ればせの退場
17 ビンゴと細君
18 大団円